- さて、HDDの困った事に戻りますが、HDDはこの様に「物理的に動いている」のです。一番動きが激しいのは、当然磁気ヘッド。データがセクタに書き込まれるのは前述しましたが、データはセクタに順序良く書かれている訳ではありません。いや、最初は順番に書かれているのですが、データを書き込む、消去する等を繰り返すうちに、同時期に書き込んだデータも、セクタの順でみるとバラバラ、なんて事は良くあります。(これを効率良く読むように、とやるのがディスクの最適化というやつ。要するに同じデータをランダムではなく、順に並べる事で、磁気ヘッドの動きを最短にしようと云うもの。)
- 必要なデータが1,2,3,4,5とシーケンシャルに並んでいれば良いのですが、1,5,2,4,3とランダムに並んでいたら、1,2,3,4,5と順に読み込む為に、磁気ヘッドはディスクの上をあちこちします。このあちこち移動するのには、どうしても時間が掛かります。1つ2つのデータなら遅くてもコンマ何秒という単位ですが、データが100・1000・10,000と増えていけば、この物理的な移動時間のロス、というのはパフォーマンス(アクセス速度)にかなり深刻な影響を与えます。