最近RAIDという言葉が一般的になると共に、RAIDにはソフトウェアRAIDとハードウェアRAIDの2通りが有ると言われるようになってきました。
ここで言うソフトウェアRAIDとは、SCSIインターフェース等を通してホストコンピュータ(パソコン)に直接接続されている複数のディスク装置を、一連のディスク群として、あたかも1つの論理記憶装置とみなす事のできる(RAIDソフトと呼ばれる)ソフトウェアをホストコンピュータ上で実行させたものです。Windows NT/2000のソフトウエアRAIDなどが一般的です。
これに対し、ハードウエアRAIDとは、ホストのCPUとは独立に、ディスク装置に対するインターフェースと、CPU機能を持つコントローラで構成され、ホストとは独立にRAID処理を実行します。大きく分けて、ホストコンピュータ内のPCIバスに接続する様なカードタイプと、弊社ディスクアレイのようにディスクドライブと一体化され、ホストとはSCSIなどで接続するタイプがあります。
ソフトウェアRAIDの長所と短所
ソフトウェアだけで構成できるため、複数のハードディスクドライブを導入するだけで、RAIDシステムが構成できます。(比較的安価)
単純にドライブを並べて信頼性を確保する(RAID-5)というより、ストライピングによって、画像データの転送速度を向上させる(RAID-0)等の目的でよく使用されます。
OSが起動するまで機能しないので、起動ディスクをRAID化することはできません。起動パラメータ等の設定をRAIDで保護する事はできません。
システムの構成状態によって動作の安定度が決定されるため、RAID全体の信頼性を確保する為には、充分な専門知識が必要です。
RAIDシステムのパラメータが複数の箇所に設定されているので、ホストコンピュータに障害が起こった場合、ドライブが使用可能でもデータの復旧にはかなりの困難を伴います。
ホストコンピュータのCPUが処理を行う為、ホストの性能が低下します。同様に、ソフトウェアで全ての処理を行うために、一般に低速です。
ハードウェアRAIDの長所と短所(弊社ディスクアレイに於て)
ホストコンピュータからは1台のハードディスクと同様に見えるので、起動ディスクとして使用できる事は勿論、ホスト側になんら特殊な処理を要求しません。
RAIDコントローラとドライブが一体化しているので、全体としての信頼性が確保されています。ドライブの高いホットスワップ性や自動的なリカバ処理等の堅牢さが実現されています。
高速化の為の専用のハードウェアを持っているので、処理速度が高速です。
不幸にしてコントローラ(RAIDユニット)に障害が発生した場合でも、使用中のドライブを新しいRAIDユニットに入れ替える事により、殆どの場合、継続使用が可能です。
専用のコントローラが必要になるため、ソフトウェアRAIDと比較して、ある程度高価にならざるを得ません。
単体のドライブを購入して増設や交換するといった様な事が制限されます。
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