RAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)の定義は1988年UCBのDrパターソンらによって発表されたのが最初と云えます。この論文では0から5の
RAIDレベル
が定義されています。
RAIDのIとして、この論文ではInexpensive
(高価でない)
が使用されていますが、最近では、Independentとされる事が多くなっています。これは、高価なディスクは全てディスクアレイに置き換えられて、存在しなくなってしまった為です。
弊社の製品で対応しているRAID-0、1、3、5について、簡単に説明します。
RAID-0は、動画処理等の高速データ転送が重要な分野でかなり以前から使われています。セクタまたはバイト単位の
ストライピング
(データを分割して一気に転送する)
をする事により、単体ディスクのデータレートと比べて、最大でディスクアレイを構成するディスク台数分の高速データ転送が可能です。
RAID-1は、2台のディスクを組み合わせる事により、
ミラーリング
を可能にします。2台のディスクに同じデータを書き込む事で障害対策を行います。一方のディスクに障害が発生しても、もう片方のディスクには正常なデータが残っているようにするものです。
RAID-3は、1台のディスクに障害があっても
ホットスワップ
できるシステムとして、初期のディスクアレイによく用いられたシステムです。RAID-5より構成が単純であるが、書き込みにおいて
パリティディスク
にアクセスが集中するなど、アクセスの対称性に欠けます。
ミラーリング
で完全に二重化するかわりに、n台のデータディスクに対して1台のパリティディスクを持ちます。データディスクのうち1台が故障しても、他のドライブからパリティを逆合成して、元のデータを作り出すことにより、データを失う事なく処理を続行できます。もちろん、パリティディスクが故障しても、データディスクが正常であれば、データアクセスに問題はありません。
RAID-5は、RAID-3でパリティディスクに集中するディスクアクセスを、パリティディスクを分散させることにより、ディスクアクセスの均等化を計ったものです。RAID-5ではパリティは各ディスクに割り当てられます。
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